E2160+TF7100P-M7 自作PC
あまりのメモリー安に釣られてPCパワーアップしました。
今回購入したもの(2007年12月末)
CPU Pentium Dual-Core E2160 9,340円
マザーボード BIOSTAR TF7100P-M7 8,440円
メモリー UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800 PC2-6400(DDR2 800) 2GB×2 8,980円
合計26,760円。
購入はPCワンズで送料735円(神奈川県在住)。
注文した日のうちに銀行振り込み→発送まで完了し、翌日午前には配達されました。
PCワンズは初めてでしたが迅速で感動(^_^.)
Pentium Dual Core E2160
低発熱・低消費電力で低価格なデュアルコアCPU。
LGA775ソケット、動作周波数1.8GHz、FSB800MHz、2次キャッシュ1MB。
BIOSTAR製マザーボードTF7100P-M7
NVIDIA GeForce 7100チップセット搭載。
オンボードでDVI&HDMI出力可能。サイズ24.4cm×24.4cmの正方形。これも低消費電力だそうです。
↓クリックすると大きな画像で見られます↓
背面の出力パネル。DVI-D端子とHDMI端子付き。ただしこの二つの同時利用は不可。
PS/2キーボード端子あり。
UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800 PC2-6400(DDR2 800) 2GB×2
PSC製70nm製造プロセス1Gbitチップ搭載でこれも低発熱・低消費電力。
TF7100P-M7マザーボードはデュアルチャンネル未対応ですが、
一応デュアルチャンネル動作確認済みメモリーを買っときました。
最近のメモリー暴落につられて贅沢に4GB。
IGBあたり約2,250円。
しかし購入して3日後にはもう値下がり…(2007年12月29日現在8,690円)。
組み立て
CPU装着
CPUソケット脇のU字型レバーを押し下げつつ横にずらしてロックを外し、フタを開けて、
保護カバーを外したCPUを載せます。
CPUソケットのフタの黒いカバーはレバーを元に戻すと勝手に外れます。
LGA775のCPUは裏が剣山で無いので取り扱いは楽です。
CPUクーラー装着
ファンの電源ケーブルがマザーボードのコネクターに届くよう位置を確認して、
四隅のピンをパチンと音がするまでマザーボードのピン穴に押し込みます。
かなり力を入れないとハマりません。
マザーボードが割れないかとビビりましたが無事クリア。
CPUクーラーのファンはFoxconn製。
メモリー装着
CPUクーラー取り付けより楽にハマりました。
ヒートスプレッダーで覆われているタイプなので持つ場所が広くてイイw
マザーボードTF7100P-M7をケースに固定。
CPUクーラーを持つと移動も楽。
ケースにネジ穴が無かったので固定のネジが一つ付きませんでした。
液晶モニターにDVI接続してチェック。
CPU E2160もメモリー4GBもちゃんと認識してくれて一安心(^_^.)
Vistaインストール
管理人の持っているVistaは「WindowsXP MCE 2005 Vistaアップグレードクーポン付き DSP版」を購入して後から手に入れたアップグレード版なので、 このページを参考に、 まずBIOSでHDDの動作モードをAHCIにして、 Vistaディスクから立ち上げ、前環境をフォーマット、 そのパーテーションにプロダクトキーを入力せずにVistaを新規インストール、 インストールされたVistaを起動した状態でVistaディスクからさらにアップグレードインストール・プロダクトキーもここで入力、という手順でクリーンインストールしました。
BIOSでビデオメモリを256MBに設定した場合、 「コントロールパネル→システム」でメモリ(RAM)3069MBほど認識。
実はこの前に、 前環境からグラフィックドライバとRAIDドライバをアンインストールしただけのHDDを繋いでみたのですが、 これでもあっさりVista起動。 3日間ほどこの状態でトラブルなく使っていましたが、 Windowsライセンス認証のことなどをネットで検索するうちに、 CPUとマザーボードを交換したならやはりOS再インストールが基本みたいなことが出ていたので新規インストールすることにしました。
VistaのWindowsライセンス認証について
ハードウェア構成が大幅に変わった場合、Windowsライセンス認証をし直さないといけないのですが、
前環境のHDDポン載せでも新規インストールでもWindowsライセンス認証期限は3日間、
どちらもネット認証は出来ませんでした。
結局、新規インストール後に電話で認証手続き。
最初は自動音声、途中からオペレーターが出てきて、
「インストールしたパソコンは一台か?、OSとセットで買ったパーツは一緒に使っているか?」など聞かれたり、
画面に出ている数値を伝えたり、言われた数値をキーボードで入力したりして約5分ほどで認証完了。
CPU | Pentium Dual-Core E2160 LGA775 |
---|---|
マザーボード | BIOSTAR TF7100P-M7 |
メモリー | UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800 PC2-6400(DDR2 800) 2GB×2 |
HDD | 日立 T7K500 HDT725025VLA380 250GB SATA |
ドライブ | パイオニア DVR-111D ATAPI接続 |
ビデオカード | なし(オンボード) |
無線LANアダプター | プラネックス GW-DS54GR(PCI接続) |
カードリーダー | オウルテック FA405MX |
電源 | Antec TruePower Trio TP3-430(430W) | OS | Windows Vista Home Premium |
ケース | 型番不明10年ものケース |
使用感
CPU・マザーボード・メモリー以外すべて前環境からの流用です。
Windowsエクスペリエンス インデックスでの比較は、
前環境 Pentium4 2.8GHz s661FXm-US PC3200 DDR 1GB GeForce 7600GS AGP |
新環境 E2160 1.8GHz TF7100P-M7 PC2-6400 DDR2 4GB オンボードグラフィック |
||
プロセッサ | 4.2 | ↑ | 4.8 |
メモリ(RAM) | 4.1 | ↑ | 4.7 |
グラフィックス | 4.4 | ↓ | 3.9 |
ゲーム用グラフィックス | 4.7 | ↓ | 3.0 |
プライマリハードディスク | 5.4 | → | 5.4 |
大幅な数値アップではないですが、 はっきり「速い!」と感じるほど体感速度違います。 アプリケーションの起動、IEでのWebページのレンダリング速度、 ブログの投稿などもサクサク感が向上!
IEと2ちゃんねるブラウザtwintailを立ち上げた時、 前環境で60%以上行っていた「タスクマネージャの物理メモリ使用率」は、 20%台で推移。
TF7100P-M7のオンボードグラフィックでもビスタのエアロは動いてます。 でも前環境のGeForce 7600GSと比べるとフリップ3Dで非常に微妙ですがカクつきます。
TF7100P-M7のオンボードサウンドは、 前環境と比べて「ジ・ジ・ジ」とか「サー」とかいうノイズがなくて良いです。
動作音も、ビデオボードのファンノイズが無くなったのもありますが、非常に静か。 CPUファンは大体1000rpm前後で回っています。 一番耳につくのがHDDのカリカリ音です。
スリープモード(S3)からの復帰も速いです。 (スリープモード時は電源ランプのLEDが点滅します。前環境の時は気づきませんでした。)
ベンチマークとオーバークロック
ForceWare163.69
BIOSでCPUクロックとメモリクロックをUnlinkedに設定。
オンボードビデオメモリは256MB割り当て。
FSB(CPU動作クロック) | スーパーπ104万桁 | FFベンチ3(High) |
800(1.8GHz) 定格動作 |
34秒 | 2415 |
---|---|---|
1000(2.25GHz) | 29秒 | 2630 |
1066(2.4GHz) | 28秒 | 2709 |
1200(2.7GHz) | 25秒 | 2791 |
1333(3GHz) CPU電圧+0.1 |
23秒 | 2892 |
1333(3GHz) CPU電圧+0.1 GPUクロック660 |
- | 2946 |
1400(3.15GHz) CPU電圧+0.15 |
22秒 | 2901 |
1400(3.15GHz) CPU電圧+0.15 GPUクロック660 |
- | 3023 |
FSB1200までは定格電圧。 FSB1333は定格電圧でVista起動はするもののスーパーπ途中でブルースクリーンに…。 ここからはCPUコア電圧を上げてでベンチマーク完走。
CPUが3.15GHz、オンボードGPUクロックが660MHz駆動でようやくFFベンチ3(high)で3000超え。
定格状態でのFFベンチ3 Lowの値は4337。Highモードとの差がかなり開いてます。
設定トラブルメモ
BIOSで「CPU Smart Fan」をオンにしないとCPUファンが2,000rpmくらい回ってしまい結構うるさい。
「コントロールパネル→電源オプション」で高パフォーマンスになっていないとCPUの動作クロックが下がる。
DVDドライブは最初、全然読み込んでくれなかったのですが、 マザーボードTF7100P-M7付属のATAケーブルに換えたら普通に速い速度出ました。 やっぱケーブル類は付属のもの使ったほうが良いみたいです。
キーボードはUSB接続のLogicool ik-20を使用してますが、 「Del」キー連打してもBIOS設定画面に入ってくれない事が多い。
Vista SP1インストール
2008年3月22日にWindows Updateでインストール。 「コントロールパネル→システム」のメモリ(RAM)で4.0GB認識するようになりました。
夏場の温度計測
2008年8月、室温33度。計測ソフトはPC Wizard 2008。
ファンは電源ファンとCPUファン、ケース後部に追加した釜フロー8cmの計3個。
CPUファンとケースファンは共にマザーボードのスマートファンコントロールで回転数制御しています。
プロセッサー温度 | 25℃ |
---|---|
プロセッサー温度(Core1) | 42℃ |
プロセッサー温度(Core2) | 40℃ |
メインボード温度 | 40℃ |
パワーAUX温度 | 41℃ |
ケースファン | 1610rpm |
プロセッサーファン | 1412rpm |
計測数値はこんな感じですがケースを開けていろいろ触ってみたところ、 CPUファンのヒートシンクは熱さを殆ど感じません。 HDDはそれより熱いですがいつまでも触っていられるくらい。 メモリーのヒートスプレッダーはかなり熱く、 マザーボードのメインチップのヒートシンクは一番熱くて5秒触っていられないほど。
これでも熱暴走などは一度も起きたことはありません。
DVDドライブを認識しないトラブルとその解決法
それまで順調に動いていたパイオニア製DVDドライブ DVR-111Dがいつの間にか認識されなくなっていました。 ネットで検索するとVistaでは結構あるトラブルのようですが、 管理人の場合以下のようにしたら元通り認識され動作するようになりました。(2008年11月5日追記)
まずレジストリエディタ(regedt32.exe)を起動し下記のキーを順にクリック。
HKEY_LOCAL_MACHINE
-SYSTEM
-CurrentControlSet
-Control
-Class
-{4D36E965-E325-11CE-BFC1-08002BE10318}
そして右側の窓の中に出る「LowerFilters」を右クリック→削除します。 これでレジストリエディタを閉じて再起動したら元通りに直りました。 場合によっては「UpperFilters」というキーも削除する必要があるようですが、 管理人のレジストリにはUpperFiltersはありませんでした。